So-net無料ブログ作成
検索選択

スティーブン・タイラーのソロ来日を機に考えた、バンドとは何なのか? [エレファントカシマシ]

しばらくエレカシのことオンリーで更新してきましたが、今回はちょっと毛色違いの内容もあります(´ω`*)(迷いましたが結局エレカシの事を書いているのでエレカシカテゴリーにしました~)

というのもAerosmithスティーブン・タイラーのソロ来日コンサートが来月あるんです ´ω` )/
(諸々事情で管理人は行けないのですが、もし可能なら強行で飛び込むかもw)

来日は昨年発売されたこちらのアルバムのツアー。

このソロアルバムがまた「非常によい」のですよ。エアロスミスファンとしては複雑な程に。
このアルバム制作の為にカントリーの都ナッシュビルに移り住んだというのだからスティーブンの熱意は凄いものがある。

先記事で、「音楽と人」で宮本さんの音クオリティへの葛藤が赤裸々に語られていたと書きましたが、その内容はエアロファンの管理人に取ってタイムリーに読めるものでもありました。
今まさにエアロスミスというバンドで、スティーブンのソロの方が音源クオリティで勝ってしまっているかも?という事がリアルに進行しているから。

話がエレカシに戻りますが、雑誌インタで語られる宮本さんのソロ活動の概念は、フットワーク軽く自分の思うように楽曲を構築できるなど色々な意味が含まれるでしょうが、演奏をスタジオミュージシャン起用で楽曲クオリティを上げるという意味合いも含まれると思われます(そのまま転載はできないがそれに近い意味の事もおっしゃっているので)

それってそんなに魅力的なの?メンバーの演奏が素晴らしいのにその考えはひどくないの?と思われる方もいらっしゃるのではないかと思いました。

話が少しそれますが、自分数年間、歌謡曲系のスタジオミュージシャンと講師を兼業しているドラマーの方のレッスンを受けてました。(本格的にというよりカルチャースクール的なもの)
レッスンの余談的に、本業のお仕事についての話を聞く機会も多かったです。
そこからうかがえたのは、スタジオミュージシャンって「名前」とか「顔」とか「○○というバンドのメンバー肩書き」が全くない…まさに「腕」だけで勝負している「職人」で、その腕はスタジオミュージシャンであるかぎりある意味「特定バンドのメンバーと比較して劣っていては食べてはいけない」というめちゃくちゃ厳しい世界だということ。

いつ首になるかわからないし、実際ちょいコイツ使えない、と思われたらすぐ首になるそうです(現に私がレッスンを受けている期間に講師の方が契約していたあるアーティストのドラマーが他の人に取って代わられたという事があった)
そういう背景なので当然、私がレッスンを受けていた先生にしても、演奏の腕を維持向上さける為の努力は半端なく、ドラムの基礎練的なものはもちろんした上で、歯磨きは利き手と反対で(腕の筋力バランスをよくする為に)とかそういう日常生活動作もある種の鍛錬だそう。

勿論私が聞いたのが全てではないからその努力たるや並大抵ではないと思われ(あまりにシビアな世界なので子供にスティックも握らせたことがないという話も印象強い)
つまりはスタジオミュージシャン=「その腕においてネームバリューのあるバンドのミュージシャンなんぞに負けてたら食べてけませんから」なシビアな世界ということです。

管理人はレッスン中その「職人」の音をその場で見聞きし、講師の方の出演するライブを見に行ったこともあるが、その演奏は書いてしまえばエアロのドラマージョーイの腕はかすんでしまうものです(エアロファンの方はあまり見てないのでこの際書いてしまうと)
スネア音1音1音が艶めいていて雫がしたたる、そんな音はやはりその腕だけで食べている人だからこそだと感じました。

音楽について日々考え高みを目指している人(宮本さんにしろ)であれば、それらの音に魅力を感じるのは自然なことなのではないかなとも思います(宮本さんはそれを認めた上で、さらにバンドサウンドを肯定しているのだが!)
…エアロスミスは、スティーブンや、スティーブンと人気を二分するギタリストのジョー自身が、「けしてうまいバンドではない」と言っていたりする。でも俺たちの魅力は長く続けているバンドサウンドだと…(インタビュー手元になく細かい言葉じりは違うかもですが)

そんな中ここに来てスティーブンがソロ活動をした。
ソロアルバムは率直に言って、エアロスミスのセールスが振るわなかった最新アルバムよりも完成度は高い。セールスも好調(アメリカカントリーチャートで1位だったと思うけれど)、周りのエアロファンも「いやいいね」とその出来を否定する人はいないです。

楽曲もよくスティーブンの声もとてもよい感じで収録されている。でもっておそらくは「腕」で集めたスタジオミュージシャン陣の演奏は「やっぱりキレッキレw」で、宮本さんのおっしゃるような音クオリティという観点からしたら完璧なんです。

非常に興味深いのが(それを書きたいが為にこの記事を書いているのですが)そのソロアルバムは楽曲もスティーブンのボーカルも、演奏も申し分無いのだが、不思議とライブを見てみたい、という気持ちが強く湧かないんです。。

それが何でなのか、はっきりは言葉にできないんですが。
おそらくソロのライブに行けば、エアロのライブのようにスティーブンがドラマーのジョーイを振り向き激を飛ばしたり時に怒ったり、そんなシーンは皆無で、完璧な演奏陣が完璧な演奏をする。
それはわかっている。音的には完璧なはずだ。
でもなぜか、私にとってそれは、ものすごく見てみたいというものではない。この現象はスティーブンを好きな自分としては不思議でした。(エアロスミスが東京ドーム2日をほぼ満席にするのに、ソロだと武道館もギリギリということには正直管理人も驚きまして、似たような気持ちを持つ人は案外多いのかも)

そんなタイミングで、ある意味タイムリーに宮本さんのインタの言葉があった。楽曲クオリティという面では葛藤がある、それでもバンドでやる事に意味がある…
…そうか、やはり私はバンドとしてのエアロスミスが好きなのだと。

完璧ではない、時に個性がぶつかったり、怒りがわいたりぎくしゃくもする、演奏が揺らぐこともある。そんな中に漂う緊張感と、何よりメンバー同士の魂、心のぶつかり合い。それは音のぶつかり合いでもあって、そんな中に生まれる「何か」が見たいのかなぁ自分は、と思いました。そして4誌インタを読む限り、宮本さんはそのバンドサウンド魅力を確信されているようですね。


…というわけで長々書いてきたのですが、いよいよ明日は大阪城ですね。
私はどうしても外せない予定があり無念です、、、
見に行かれる皆様、ノリに乗ったエレカシのライブ楽しみですね(๑•̀ㅂ•́)و✧


スポンサーリンク





共通テーマ:音楽